ナツが血便!便の状態を知ることでわかる、愛犬の体調や隠れた病気について。

ナツが数か月前から血便を繰り返すようになりました。
どす黒い血液でもゼリー状のものでもなく、
便を渋った後に鮮血をぽたぽたと垂らすような感じ。
1週間のうち、1~2回の頻度でそんな便をします。
肛門腺腫、大腸ポリープなどを疑って検査をしてもらったのですが、前立腺が多少腫れてはいるものの先生の触診ではどちらも異常がなく、現在のところ止血剤と抗生剤で様子見となっています。。。 そこで

愛犬の便の状態で何が分かるのか
どんな病気が隠れているのか
どんな時に緊急を要するのか

などを調べてみることにしました。

ワンコたちは、食べたものや体調によってウンチの状態が変わります。
体の不調を訴えるすべを持たない動物たちの大切なバロメーターですので、愛犬の健康状態を知る方法のひとつとして覚えておきたいものですよね。
それでは行きます!

ウンチの硬さについて

健康で理想的なウンチは、適度に水分を含み、持ち上げたときに地面にうっすらと湿った後が残る、耳たぶくらいの柔らかさが最適だといいます。
それよりやわらかい場合は軟便。また形が崩れてしまう状態なら下痢です。さらに泥状、水状。と進んでいきます。

硬いウンチ

ウンチがいつもより硬い場合に考えられることは、以下です。

  1. ご飯の量が少なすぎ
  2. 水分をあまりとっていない
  3. たんぱく質、肉類の摂りすぎ
  4. カルシウム分の摂りすぎ(生骨を与えている場合は量が多い)

水分が少ないので、ウサギの糞のようなぽろぽろ状態のウンチがいくつも重なったようになっているのが特徴です。色は濃い茶色でしょうか。
生食実施中なら、明らかに生骨の量が多すぎ。調整しましょう。
たんぱく質や肉類の摂りすぎでは、逆に軟便や下痢になることもあるので注意です。

柔らかめのウンチ

いつもよりウンチがちょっと柔らかい時に考えられること。

  1. ご飯の量が多い
  2. お水の飲みすぎ
  3. フードの切り替えに失敗した、または合っていない
  4. 食べ慣れていないものを食べた
  5. 脂肪分の摂りすぎ
  6. 腸内の細菌が増えすぎた
  7. ストレス
  8. 腸内の炎症

一過性のものなら特に問題ないことが多いです。
考えられる原因を取り除いにも拘わらず、軟便が続くようなら、動物病院で相談したほうがよさそうですね。

下痢

下痢には、軟便よりは柔らかくかろうじて形が残っている状態のものから、泥状のウンチ、水状のウンチなど様々。
軟便の時の原因に加えて、深刻な原因として以下のことが考えられます。

  1. 食べてはいけないものを食べた(ネギやチョコレートなど)または拾い食い
  2. おなかが冷えた(冷たいものを食べすぎた)
  3. 胃腸炎
  4. 大腸炎
  5. 膵炎
  6. 腫瘍・ポリープ
  7. 寄生虫
  8. ウイルスに感染した
  9. 細菌に感染した

犬の場合、割と下痢をしやすく原因も様々ですが、
脱水症状を引き起こし、命にかかわることもあるので注意が必要です。
長引く場合や食欲不振や嘔吐があったり、ぐったりしているようなときには迷わず動物病院へ駆け込みましょう。

ウンチの色について

良いウンチは、黄褐色が理想的ですが
色に限っては食べたものの影響もありますので、日常のウンチの色を基準に比べてみてください。

黄色、または緑っぽいウンチ

黄色や緑色のウンチの時は、
小腸の部分で消化吸収がうまく行われていない事が考えられます。
また、投薬(抗生物質など)の影響で腸内細菌が減少しているときにも見られます。

黒いウンチ

生食をしていると、健康でも黒っぽいウンチになります。
そんな時は硬さに注意してみてください。

  • コロコロしている時は便秘気味。カルシウムが多い。レバーを食べた。
  • 照りがあってタール状の時は、胃や十二指腸あたりからの出血の可能性。

黒いタール便の時は、一度病院で相談してみましょう。

白いウンチ

食事に骨を与えている場合に、量が多すぎると白っぽいウンチになることがあります。
そのほか、胆のうから胆汁がうまく出ていないときにも白っぽくなります。
骨を与えていないにもかかわらず、ウンチが白っぽくなるようなら病院へ行きましょう。

赤いウンチ

赤い色の濃い食べ物(トマトなど)を食べたときには、
それがウンチに混ざって排出されることがあります。
また、心配なのは血便のほうで、その場合は腸炎やその他の病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。

血便について

血便といっても、ちょっと血が混じっている程度のものから、どす黒いタイプや血液そのものまで様々。

ウンチの表面に血がついている

大腸の後半から肛門までの間で出血している可能性が高いです。
肛門から出血している場合は、下痢により肛門がすれて血が便に付着している、または便秘などでウンチが硬くなり過ぎて肛門を傷付け、出血している場合です。
その他、肛門周辺の疾患による血便としては、肛門嚢の炎症や腫瘍、肛門周囲瘻、肛門狭窄、会陰ヘルニア、直腸脱などがあります。
大腸の後半、結腸や直腸においては、大腸がんや過敏性大腸炎、突発性大腸炎が考えられます。

ウンチの中に血が混じっている

表面ではなく、内部にも血が混ざっている場合は、大腸の前半と小腸から出血していることが考えられます。
突発性大腸炎が原因でこのような血便を起こす場合もありますし、異物を飲み込んで腸内を傷付けウンチが固まる前に出血し、うんちに混ざる、という場合もあります。
この他、炎症性腸疾患、腸閉塞や腸重積などの原因が考えられます。

暗い赤または赤褐色。黒っぽいウンチ

ウンチが黒っぽかったら….まずは早めに獣医さんに連れて行きましょう。

なぜウンチが黒くなるのかと言うと、小腸より以前(口や食道、胃)などで出血して、消化酵素の影響を受け変色します。
胃潰瘍や胃がんの可能性も否定できませんが、まずチェックすべき点は口の中の出血。
歯茎に出血がある場合も、同じように血液が消化酵素の作用で黒くなり、黒い血便になるということもあります。
また、先ほどお話したとおり、レバーを食べるてもウンチが黒くなることがあります。

時に気管や肺に病気があり、血痰が便に混ざって起きる血便もあるので消化器に異常がない場合は疑ってみた方が良いと思います。

トマトジュースのような便で異臭がある

ひどい下痢に血が混ざっているという状態なら、
ウィルス性疾患やパルボウイルス感染症の疑いもあります。
特徴としてはトマトジュースのような赤くどろどろとした血便。
ワクチン接種でこの病気の感染は防ぐことはできます。

まとめ


いかがでしたでしょうか・・?

ナツは今のところ、決定的な原因は見つかっていません。
幸いどす黒い血便ではなく、大腸から肛門までの浅い部分からの出血のようですので
日々の気づきを頼りに探っているところです。
気管支拡張症を患っていることもあり、全身麻酔には躊躇しますが、かかりつけの病院と相談しながらうまく検査ができることを期待しています。

たかがウンチ。されどウンチ。。。

みなさんの愛犬のウンチも、ぜひ毎日観察してみてくださいね。

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