猫の慢性腎不全用治療薬(抑制薬)について

ぷぅの治療で「セミントラ」を使うことになり、私なりに色々調べてみました。
2014年に発売された、比較的新しい猫の慢性腎不全の治療薬ですね。
ぷぅと一緒に飼っていたもう一匹の猫が腎不全で亡くなったのが8年前。そのころには無かった薬です。
コバルジンとか、ネフガードとか。無理やり食べさせていましたけど、ジャリジャリしてマズそうで可哀そうでした;

猫ちゃんの死因は、腎不全が第一位。
わたしも今までに3匹飼育していましたが、みんな腎不全で亡くしています。

腎臓の機能が正常に働かなくなり始めたらダメになってしまった部分は二度と回復することはありません。
今機能している部分も徐々に壊れていく運命なので、今働いている部分の負担を軽くして、これ以上腎臓組織が壊れないようにするための治療が必要です。
人間だったら透析なども行えますが、猫ではそう簡単にいきません。。

で、「セミントラ」ってどんな薬なの?

2014年に登場した猫用の慢性腎不全の治療薬が「セミントラ」です。『テルミサルタン』という成分が主成分のようですが、専門的な説明は以下をどうぞ。

テルミサルタンは、血管を収縮させる物質であるアンジオテンシンⅡが、血管の特定部位に結びつくのを防ぐことで、血管収縮を抑えます。
腎臓の輸出細動脈を拡張することで、糸球体(毛細血管が糸玉のように球状に集まったもの)の内圧を低下させて、たんぱく尿の漏出を緩和します。
テルミサルタンは、99%以上が胆汁を介して便中に排泄され、排泄が腎機能に依存しないことから、腎臓へ負担をかけない薬剤です。
引用:悩み.net|セミントラ

なんだか良さげ♪
実際にぷぅはこれが効いているのか、飲ませた2、3日後から全く吐かなくなりました。
でも副作用はないのでしょうか?気になりますね。

「セミントラ」は副作用の心配もある?

飲ませるときの注意として、獣医さんに言われたことですが

  • ウンチが緩くなる、または下痢をするかもしれない。
  • ちょっとふらつくことがあるかもしれない。
  • 嘔吐するかもしれない

これらの症状、うちの子は現状全く無いのです。
むしろ吐かなくなったし、ウンチもどちらかというと便秘だったのでゆるくなってくれたら本望!という感じだったのですが、全く変化ありませんでした。

「セミントラ」を始めるにあたっての注意点

一緒に飲まない方が良い薬やサプリメントがあるそうです。
この薬についてよく知っている獣医さんなら先に教えてくれると思うのですが、一度、獣医さんに確認してみた方がいいですね。
ちなみにぷぅは便秘解消のために”ビオスリーH“と腎不全悪化に伴って出てきたヘルペス緩和のために”リジン“を与えていました。
どちらもフードにも使われているものなので、セーフ。
ただ、ちょっとだけ気を使って「セミントラ」を飲ませてから数時間おいて与えています。

「セミントラ」で現状維持。

猫はご飯の好みも激しく、なかなか思うように療法食などを食べてくれないことがあります。「あなたのためを思ってしているのに…」と嘆いてみたくもなりますが、本人はどこ吹く風^;

ぷぅの育て猫が8年前に亡くなったときにはこの薬は未だ無く、療法食とコバルジンを無理やり食べさせようとしていたことを思い出します。
結果、食べるのを拒み命を縮めてしまったのではないかと後悔もしています。

なので(うちでは療法食を全く食べてくれないため)、体力温存を優先に食べたいものを好きなだけあたえるようにして、この「セミントラ」で現状維持…。

どこまで長生きしてくれるかわかりませんが、副作用や注意点などに気を付け、獣医さんと相談しながらこの方法で様子を見ていきたいと思ってます。

「セミントラ」を通販で買う

本当は獣医師の元で検査などを行い、指示に従って使用するのが一番安全。でも「獣医さんでいつも処方されているんだけど、今回どうしても病院まで貰いに行けない!」など困るときもあると思うのです。
そんな時の頼みの綱に、通販で購入できるところを確保しておく。というのもひとつの手かと^
もちろん飲ませ始めたら途中で勝手に辞めることは危険なので、途中で獣医さんの診断を仰ぐことを忘れないでくださいね。全身の状態を確かめながら注意深く使用していくことをお勧めします。

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